依水園
国の名勝に指定されている依水園は、つくられた時代の異なるふたつの日本庭園でできています。
ご覧の前園は江戸時代前期につくられ、茶室である三秀亭や池を中心に周りから閉ざされた空間を演出しています。
逆に明治時代につくられた後園は、東大寺南大門や若草山などの外部の景観も借景として利用し開かれた空間が描かれています。
ふたつの趣きの異なった庭園は昭和初期に現在のような合わさった形に生まれ変わりました。
庭園を散策するのって気持ちいいんですよね。
茅葺屋根に乗ってる白いものはアワビの貝殻です。
乗せてる理由としてはカラス除けだったり、海のものであるという連想で火事からのお守りだったりします。
依水園は紅葉の名所でもあります。
でも、残念ながらもうけっこう散っちゃってました。
さりとて、落葉には落葉の美しさがあるのが日本の四季ですよね。
ところで、この紐で縛られた石が庭園中に落ちてたんですがどういう意味があったんでしょうか。