吉野山の桜
平安時代より桜の名所として知られる吉野山。
桜の木が増えたのは修験道の盛行にともなって御神木として献木が行われたことによるものです。
麓から下千本、中千本、上千本、そして奥千本と広範囲に分布しています。
その盛名ゆえ多くの歴史上の人物が花見に訪れました。
西行、豊臣秀吉、松尾芭蕉、本居宣長などなど。
現在もこの季節はお花見客で賑わいます。
吉水神社は豊臣秀吉が花見の宴を催すのに本陣とした場所です。
当時は金峯山寺の僧坊で吉水院と呼ばれていました。
ここはいろいろと歴史の舞台として登場するんですよね。
この一目千本の桜を眺めながら杯を傾けたんでしょうか。
南北朝時代の吉野朝宮跡にたつ妙法殿にかかる桜。
味わい深い景色ですが1958年とわりと最近にたてられた建物です。
桜の時期の日中は歩行者天国となるのでせまい参道も安心です。
あ、ロープウェイが見えますね。
楽ちんそう。